参考写真 その3
「サンゴのような干し魚」編
「どの家のわきにも、二枚に開いた魚をところ狭しと並べた干し場があり、それを遠くから見ると、とくに太陽に照らされているときなどは、まるでサンゴの糸のようだ」
(村上春樹『1Q84』p465)
確かに浜辺の作業小屋(浜小屋)にはたいてい、魚を干すための「干し場」があります。しかし、魚は「サンゴの糸のよう」でしょうか。ちょっと遠目には分かりません。
近づいてみると、確かに美しい。この写真では十分に美しさが伝わりません。申し訳ないです。白く見えるのはハエの卵ですが、毎日夕方までに取り除いています。このときは仕事が多かったうえに、私がお邪魔したせいでまだちゃんと手入れされていません。この後ちゃんと取り除かれました。
ある程度乾いたら、家の玄関口などで干すこともあります。なお、小さい魚はそのまま干します。少し大きければ真っ二つ(二枚におろします)、大きな魚は何枚にも薄くおろします。